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ペルシャン・レッスン 戦場の教室のangelicaのレビュー・感想・評価

3.0
ラストに冒頭の意味がわかり、嗚呼…となる

予告編から言語の創作と暗記にすごく惹かれて見たのだが、ガチの焦点はもっとその中のことだった

戦争ものホロコーストものにしては残虐描写はたいして無いので安心して見てください(…が他の人のレビューだと違うな…) しかしペルシャ人なりすましはいつバレるのか、綱渡りの恐ろしさ。

ナチス将校との奇妙な関係。でもあれは関係、と呼びたくないかもな
彼の最期の描き方には納得する。どんな人間をも懐疑的にし同調で制圧する戦争は愚かだとあらためて


ナチス側の例のエピは因果が巡ってておもしろいのだが、みみっちいなぁぁおぃ。
前線で国家に尽くせ!←お前が行けよ!

あと兄弟まわりとかちょっと描写が足りなくて謎
最初の覚えるあたりとか全体にご想像にお任せしすぎでは?

インスパイア元の短編
https://www.amazon.de/Erfindung-einer-Sprache-andere-Erz%C3%A4hlungen/dp/3803133351
原作者ウォルフガング・コールハーゼは 2010年にベルリン映画祭の金熊名誉賞受けてる。
「レジェンド・オブ・リタ」「冤罪」「ソロシンガー」 はフィルマにあるね、重いな…
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