このレビューはネタバレを含みます
この作品を通してサシャとサシャの家族に出会えたことが嬉しいし、自分の目で見ることができてよかった。
あんな小さな体じゃ受け止めきれないほどたくさんのものを抱えて、苦しんでいるサシャ。
そのほんとうの苦しみはサシャ本人にしかわからないし、私はただ、涙を流しながら見ることしかできない。
サシャの綺麗な瞳から言葉にできない
心の涙が流れ落ちる。
作品全体としては人物の捉え方とか、どこから撮っているのかわからないぐらい、とても自然にサシャやサシャの家族の生活に溶け込んでいてすごく見やすかった。
だからなのか、ラストにかけてのところで、サシャがカメラに向かって自分の小さいな時の写真について話してくれるシーンはすごく不思議な感覚で、まるで自分自身とサシャが繋がったように感じた。それこそ初めてサシャの心と対話できたような気がした。
まだまだ幼いサシャがすごく大人っぽく感じた。
ありがとう、サシャ。