松永恭昭

リトル・ガールの松永恭昭のレビュー・感想・評価

リトル・ガール(2020年製作の映画)
4.0
日本よりも、性別に関して理解が進んでいると思われる欧米でも、まだまだ壁が高く、生きていく困難さ。そしてそんな社会と戦う家族のありよう。

人は社会を形成する。つまり、どこかで線引きする。
そのあいまいさは、人間の認識をゆがめる。
そして、それに苦しむ人が生まれる。

変に平等にせずに、家族にスポットを当てて追っていたのが、よかった。
社会の声などどうでもよく、主人公の子供の表情がすべてを物語ってくれる。
松永恭昭

松永恭昭