見終わった時の感覚としては「何を表現したかったんだろう…」というのが1番でかい。
シン・ゴジラ的なリアリティだよ!
という雰囲気を醸し出すだけ出して下ネタ・シュールギャグに走るんだけど、すごいスベッてたというか、、、
私はどんな下らないことでも大体笑ってしまう質なんだけど、この作品の狙って出されるギャグはほとんど刺さらなかったなァ。
いっそ低予算サメ映画みたいに『稚拙』に振り切ってくれた方が存分にソコを弄る楽しみ方出来たし、低評価こそ高評価!って言えたんだけど、そういう訳でもなかったんだよね。
政府の初手の会議で総理が変にネタ振りするから皆こぞって巫山戯るんだけど、冒頭が割と真面目・政府っていう厳かな環境・シンゴジ的リアリティを強調した演出が続いた先の突然のお巫山戯だったので『……は?』ってなったのは事実。
その中でも特に、突然例え話にセッ〇スがどうとか、下の毛がどうとかって下ギャグぶち込む大臣が居て不愉快( ¯꒳¯ )
思春期の少年少女ジュブナイルモノの映画に絶対いる「何がなんでも下品なエロネタ言うポジションの奴」かな?
オッサンでそれはキツいですって…。
途中まで誰が主人公か判然としないくらいには色んな人がいて、その人たちとの関係性もつまみ食い程度にぶっ込んでくる。誰にも感情移入出来てないうちにそういうのをチラリズム的に見せられても「ん?何かあったの?よくわからんけど、ふーん」で終わっちゃうし、物語の軸をどこにしてるかがこんなに分からない作品も珍しいなって感想。
それと、腐臭放ってる巨大な死骸に近づくのにノーマスクなのがどうにも気になったのは昨今のマスク社会の影響なんかな。
自問自答するくらいには違和感感じたわ。
元々ながら見してたけど、後半はとうとうゲームしながら流すになっちゃいました。
けど、そのくらいでいいかも。
観てもいいけど観なくてもいいと思う、そんな感想です。
俳優陣はどんな気持ちで演じてたんだ…🙄