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大怪獣のあとしまつのesakinariyaのレビュー・感想・評価

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)
3.3
たしかに笑いのツボは一昔前で、コンプライアンスに引っかかりそうだけど、政治家の笑いのツボなんてそんなものでしょうと思うと、風刺が効いていて、このオフビート感はやっぱり三木聡ワールドだなぁと嬉しくなる。現場は現場なりの緊張感もあって、現場と会議室の対比もうまい。それでいてオチはなんともファンタジックで、ナショナリズムを美化しないのも◎なにより脇を固めている豪華俳優陣を見れば、もはやお墨付きをいただいてるようなもの。ちなみに『怪獣8号』のカフカも元は清掃員だったことを思い出した。
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