最悪の脚本を最高レベルの演技と衣装と小道具と美術とVFXで撮ったのがこの映画。
俳優さんに罪はない。演技は素晴らしい。
衣装や小道具、美術やVFXも素晴らしい。
そのかわりギャグが今まで観てきた中で最悪レベルで笑えない、面白くない、寒い、酷寒。
多分、政治風刺かシンゴジラのパロディか何かを意図したのかもしれないがあまりにも酷い。
これを映画館で上映した勇気に感服した。
最後まで我慢しながら観て、ようやく流れてきたエンドロールに出てくる色々な俳優さんや関係者の名前を見た時、とても気の毒になった。
人生の汚点か黒歴史になったことは間違いない。
海外セールス担当とか罰ゲームに等しい。
この映画は約2時間の上映時間だが体感では3時間ほどに感じた。BSを録画したものを観たので途中から1.5倍速で観ようかと思ったくらいだ。
時間とは人生そのものであり人生とほぼ等価である。
そう考えると、この映画を観る2時間は人生の無駄とも言えるし、逆説的には2時間分の人生を浪費する最上級の贅沢とも言える。
それにしてもこの映画のギャグを考えたりOKを出したのは一体誰なのか?脚本か?
本当に酷い。
スコアは1.0すら多過ぎる。
実写版デビルマンが0.1スコアなら
この映画は0.2スコアだ。
つまらないギャグ部分を全部無くして普通に演じてもらって冗長なシーンをカットして90分映画にすればスコア3.0〜3.5にはなったかもしれない。
つまり、ギャグだけで評価するとこの映画は-3.4スコアということになる。本当に酷い。映画館でカネ払って見なくて本当によかった。