メッセージ先行で娯楽性がスポイルされたポリコレホラー。
ジョーダン・ピールが関わった時点で社会派的要素を取り入れることは予想出来たとはいえ、あまりにも直接的にBLMを連想させる脚本は如何なものか。また、主要人物の肉親として当然のようにゲイのキャラクターが登場すること自体は気にならないが(何ならLGBTが題材の映画は割りと観る方だ)その設定に全く必然性が無いのは却ってわざとらしい配慮としか映らない。
約20年ぶりのシリーズ新作兼リブートを利用してこういうことをするのは止めて欲しい。やりたければ完全オリジナルで勝負してくれ。
不穏な劇伴と飽きさせないエンドロールは良かった。なお最後のアレで色々台無し。