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キャンディマンのSYUのレビュー・感想・評価

キャンディマン(2021年製作の映画)
4.0
2021/10/28
2021年101本目(劇場36本目)
監督 ニア・ダコスタ
ヤヒヤ・アブドゥル=マティーン2世
テヨナ・パリス

【無限なる者】

都市伝説の殺人鬼「キャンディマン」が、現代に再び現れ新たな殺戮を巻き起こす様を描く、同名ホラー映画約30年振りのリブート作品。

「ゲットアウト」や「アス」で個人的に注目しているJ・ピールが脚本と製作に参加、そのせいか雰囲気や音楽はかなり「アス」に似ている印象でした。

リブートというよりは続編に近く、一応前作のストーリーの説明シーンもありますが、できれば前作を見てからの方がより楽しめるかなと感じた。

他の方も述べてるようにラストに表示されるメッセージからも、本作は社会的メッセージが伝えられており、微妙に見えづらい殺戮シーンなど純ホラーを期待していた自分には途中少し物足りなく感じたものの、
事件の黒幕と、謎に包まれたキャンディマンの正体が明かされる終盤からの盛り上がりは見応えがあり、一気に盛り返した感がありました。

エンディングロールもなかなか印象的だった一本。
J・ピールの次回監督作品は来年とのことで今から楽しみです。

"伝えろ、全ての者に"
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