このレビューはネタバレを含みます
加害者か被害者かたったそれだけの事だが
たったそれだけの事でも
こんなに揺さぶられるものかと思った。
確かにどちらに転んでも結果は良くなくて
どっちの未来にも同じだけの辛さはあるが
生きていて欲しいという母の思いも
人を手にかけるようなことはあって欲しくないという父の思いも
殺人犯の家族という目で今後見られたくないという妹の思いも
皆それぞれこのような状況に置かれれば間違っていない思いだと思う。
それにネットやマスコミが変な憶測を立てることによって考えたくもないことやあることないことを言われる辛い日々が精神を不安定にさせていた。
今の世の中の悪いところであり私自身もニュースなどを見ていて嫌いな部分でもある。
規士の心優しい部分が後半分かった時そしてあんな姿になって表れた時とても可哀想で、事の発端が起こったのはしょうもないことだったから余計に涙が止まらなかった。
家族の心情をライトや自然光などの光と影で表現されているのが印象的だった。
目で見てさらにその時々の家族の心情が分かりやすかった。