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望みのぴーのレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
3.2
「望み」
このタイトルに全てがつまっている。
加害者か被害者か、あるいはそれ以外の結末か。
遺体で見つかった高校生の遺族、容疑をかけられている高校生の家族、マスコミ、世間。それぞれの立場や思惑によって望む結果は全く違って。どれに転んだって悲しむ人はいるのに、どうしても主観的に考えてしまうのが人間なのだと思う。

父親・母親・妹、どの気持ちも痛いほど理解できるから辛い。もし自分の身近な人がこんな状況になったら、他の人の命はどうなってでも無事でいて欲しいと願ってしまうのだろうか。それとも自分の身を案ずるのか、それとも、、、

正解はないのだろうけど、愛する人だからこそどんな結果になったとしても最後まで信じてあげられる人でありたい、これが私の結論です。
…そんな綺麗事言っても、いざ自分が巻き込まれたら色々な雑念が混じって客観的には考えられないと思いますが。
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