ざんぱの

望みのざんぱののレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
3.6
加害者家族の悲劇を扱った作品は今まで数作品あってどれもが力作だったけど、本作も家族それぞれを演じた役者さんの熱演もあって見応えのある作品でした。
ただ、松田翔太演じる記者が演技も役も浮いてた感があって、思い切って削っても良かったんじゃないかと思いました。

今日偶然NHKで、毒カレー事件の犯人とされる女性の娘さんが子供2人と無理心中を図り3人とも亡くなった事件のルポルタージュがあり、その中で、アメリカで銃乱射事件を起こし多数の命を奪った犯人の母親の元に届いた大量の手紙の殆どが、母親を励ます内容であった事が伝えられました。

ワイドショーを始めとした報道機関は、視聴者が本当は何を求めているか見誤っている感じがしてなりません。
この作品の中で、息子さんの無実を信じる同級生たちの姿を見て更にそう思いました。
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