ぐり

望みのぐりのレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
3.0
現代を生きる若者たちよ、家族を泣かせるな‼️苦しませるな‼️悪いことしても自分だけが地獄行きだと思うな‼️巻き込まれる家族のこと考えろ‼️って感じでした。"行方不明になった息子は果たして加害者か被害者か?"というテーマでよく作れたなという印象。一本道すぎてただ辛いだけになってしまった。

役者はみんな良かったです◎目を背けたくなるような悲しい演技に胸が苦しくなりました😢特に母親役の石田ゆり子さん、笑顔が素敵な方なのにずっと辛そうな顔をしていて観てる私も辛かったです😢もっと楽しい作品に出てほしい😢妹役の清原果耶ちゃんは安定に素晴らしい!お母さんと口喧嘩するシーンでだんだん泣きそうになっていく姿がめっちゃリアルで流石でした💮

これさ…規士が被害者ってわかったとき少しホッとしてしまった私は神様に怒られますか?(^_^;)どっちにしろ地獄なのは変わらない2択だったので感情が複雑でした(^_^;)

家族の中で唯一母親だけが規士を加害者でもいいと思えたのは、彼女が小さな世界で生きているからだと思う。息子が行方不明になっても、連絡する友達はいないし、スーパーと自宅の行き来しかしないし、頼れるのは自分の母親だけだし……そんな母親が唯一世間と繋がるための仲介役があの記者で、その存在にのめり込んでいく展開が怖かったです。それに対して父親と妹が加害者は駄目だと思ったのは、自分たち家族と社会の繋がりが絶たれる可能性を多少なりとも考えていたからだと思う。難しいね…

毎日飽きずに事件関係者の自宅に通う記者たちがダルい。今もあんな感じで記者は群がるのかな…(身の回りで事件起きない平和マン)一匹狼記者役の松田翔太さん久しぶりに見た!カッコイイ😸1人だけ他の記者と違うぞオーラ出してましたけど、終盤奥さん(石田ゆり子)と話してるシーンで(規士が被害者だったのでインタビューはなしになったけど)「加害者だったら僕もいろいろ聞いてましたけど…」って言ってましたからね^^彼も群がる記者たちと同じなんだと気づいて怖かったです^^あと葬式のシーンがヤバすぎて…規士が被害者だと確定していないのに葬式に行くお父さんそれは違うって…そして葬式会場で群がるモラルの欠片もない記者たち…おじいちゃんもそこで怒鳴らないでよ…

まァそんな感じで、いいテーマを選んだつもりがただ警察が無能なだけの作品になってしまいました😔この家族は報われたってことでいいのだろうか、、私は加害者家族のほうが気になって仕方なかったです😔事件は結局加害者被害者関係なくみんな悪いし悪くなかったし……友達とは仲良くしようねマジで……
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