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望みのreiのレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
4.5
息子に正義を貫いていてほしい父親と、たとえ罪を犯していたとしても生きていてほしい母親、大切な兄だからこそ自分の人生を狂わせてほしくない妹。
規士が殺人犯なのか被害者なのか、最後の最後まで分からず、家族それぞれの規士への望みが交錯していて、息をするのも忘れるくらい見入ってしまいました。

個人的には本編の途中で、岡田健史さん出演のドラマ「MIU404」の第3話「分岐点」での、志摩(星野源さん)の言葉「誰と出会うか、出会わないか。この人の行く先を変えるスイッチは何か。」という言葉が浮かびました。

家族それぞれの立場、望み、願い。
今このコロナ禍だからこそ、この映画を観て、家族の在り方や感謝の気持ち、支えてくれる人への有難みを感じ、改めてそれを伝えたいと思わせてくれる、私にとってはそんな大切な作品でした。
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