算数学

望みの算数学のレビュー・感想・評価

望み(2020年製作の映画)
4.0
それぞれの望みが異なっていて複雑になる。
家族の思い出とか記憶って他者に伝える時、思い出補正入っちゃうけど容赦なく補正が解除されて淡々と事実と項目が浴びせられる現実に心が痛くなった。現実に私の近所で同じような事が起きた事があって、映画の内容より過剰で恐怖した事がある。
人間として生まれてしまったからにはどんなに根強い信頼関係もあっさり切れてしまう可能性を秘めているコミュニティ感が必ず存在し、共存していく事が理である事を改めて実感した。

エンディングの音楽、劇中のクラシック音楽・ヴァイオリン音(あんまり詳しく分からない)が馴染み過ぎていて心地よかった。