このレビューはネタバレを含みます
巨大彗星の接近という、自分たちが経験したことのない話なのに、なんでこんなにリアルに感じるんですかね?本当に彗星が来たらこうなりそうだなって思った。
社会の分断とか、権力者が自らの利益しか考えていない感じとか、しっかりと今の社会を風刺していた。んー、こうやって見ると、やはり我々は中々クソみたいな社会に住んでいる。
皮肉がしっかり効いているし、メッセージもここまで詰め込むか!?というほど詰め込まれているし(でも違和感とか不快感がある感じでは無い)、非常に観応えがあった。しかし、最も印象に残っているのはラスト付近の食卓でのシーン。食事という人間の日常的な営みが、祈りを捧げる場面が挟まるのも相まってか、とても美しかった。
あと、自分は出来れば、ブロンテロックに噛まれて死ぬのは避けたいなあ…