50カ国に渡る2000人の女性にインタビューしたドキュメンタリー映画。

筋金入りの環境活動家 Yann Arthus-Bertrandが撮ったので間違いはないと思って見に行ったんですが、、、(協賛がパリバ銀行、LVMHとかでちょっと引いたんですけど)

いろいろな立場、いろいろな国、いろいろな年の女性がでてきて、一つのテーマについてモノローグが2分ほどずつつづきます。

結婚について、初体験について、女子割礼について、お化粧について、生理について、セックスについて、仕事について、中絶について。。

女性の視線からみたいろんな立場のいろんな国のいろんな年の意見をそのまま聞けます。先進国も途上国も関係ない。みんなおなじ女という生き物。

さすがジェンダーギャップ121位の日本語話者はでてこなかったわ。。


私が一番泣きそうになったのは中国人だと思うけど。田舎のおばさんが3人目の子供の中絶を話しだしたとき。つまり強制中絶ね。泣いてはいないけど堪えて話してた。その前の女の子はアイルランドでは中絶できないから英国まで来て中絶したという話。あと綺麗な仏人女性が「きれいだよ」と言ってくれる主人がなくなってから私の綺麗さはもう存在しないんです。と半泣きになりながら自分の失った美しさを語るシーンなど。


いずれにせよ女性の意見をこれだけ淡々と流すだけの映画もめずらしい。賛否あるかもしれないけど、意味のあるドキュメンタリー。