胸が大きすぎて邪魔だからという理由で整形手術を受けにきた主人公とその彼氏、それと若作りをこじらせた主人公の母親が訪れた病院でゾンビ騒ぎに巻き込まれるお話
神より与えられし個性を、コンプレックスを盾に改竄してしまおうと企む不届きものに、ゾンビというフィルタを通して天誅を下すとかそういう社会派気取りのマスタベーションは抜きにして、馬鹿馬鹿しいまでのグロ！エロ！グロ！を楽しむ作品です
設備も悪いし衛生状態も芳しくないばかりか、タバコをふかしながら手術をしようとする医師までいる最低最悪の病院はアンチエイジングをお題目にした実験の結果ゾンビウイルスをまき散らし、口元を大きく覆ったマスクのせいで苦しそうな患者のためを思いマスクをずらせば歯をむき出しにしてあたりかまわず噛みつこうとするゾンビパンデミックのできあがり
脂肪を吸引している横で暴れたら逆流しはじめ患者は爆散、チンコを大きくする患者はさっそく試してみるとうっかり火がつき線香花火のようにぽとりと落としてしまうし、ゾンビの造形が素晴らしいのはもちろんのこと、決してシリアス一辺倒ではなく随所に挟み込まれる頭の悪いハプニングがアクセントとなって面白さが増しているようにも思えます
暗い地下通路を通ってやっと脱出できたと思ったら待ち構えていた警察に皆殺しにされそうになったり、まだ別の出口から手を出したらフタごと車に乗りあげられてイタイイタイになったり、どうせ死ぬのだからと巨乳を頂こうとしてきたワルモノを木っ端みじんにしたり、中だるみがなくはないものの最後まで勢いがあって楽しめました、不幸に不幸が重なるラストシーンもいい感じ
おっぱいが大きすぎて人生が不便だわーと同じようにちんこが大きすぎて人生が不便だわーと言ってみたい人生でした
