このレビューはネタバレを含みます
美容整形外科が舞台とだけあって、自分の体内から出る脂肪を舐め舐めするゾンビや脂肪が逆流して爆発する患者やおっぱい丸出しで逃げ回る人、ペニス増大手術を受けたもののアレやこれやあって大事なものが取れてソレをポケットに入れるなど、普通のゾンビ映画では見れないようなシーン満載。
片腕がなくなった医者がバランスを崩して落ちていくなど小技も効いてる。
主人公は巨乳のヒロインかと思いきや、途中から分岐する彼氏目線のストーリーもあって、中弛みしない。
ちなみにら何度も気絶したり痛い目に遭う彼氏、かわいそう。
でも血恐怖症を克服できたって点では彼女より彼のサクセスストーリーだったのかも。
意外にしっかりした作りでセンスを感じる
途中で出てくるモンスターかわいすぎ!
そういえばパンイチゾンビビッチ、見覚えあるなと思ったらゲームのセブンデイズだった。
内臓はグッチャグチャだしゲロは吐きまくるし個人的にすっごく苦手な要素は沢山あるのに、なぜか嫌な気分にならず鑑賞できた。
たぶんそれは痛みを被る側のリアクションが意外にあっさりしているからだ。
前述したペニスのシーンも、本来ならもっと発狂してもいいのに、一瞬冷静になった後「医者に見せに行く!」と言って外に出ようとする男の滑稽さが際立っていて痛みや恐怖が(いい意味で)共有されないのだ。
だからグロシーンを見ていても目を背けたくはならないし、なんなら笑い飛ばすこともできる。
これは全人類に推奨できるエンタメなんじゃないか、とも思えてくる。