☆ ドラマ

• #撮影HichameAlaouie
• #編集DamienKeyeux
• #衣装NezhaDakil

Nabil Ayouch監督、フランス生まれでカサブランカに住んでいる。
2003年にモロッコのカサブランカで連続爆弾テロが発生、イスラム原理主義組織の犯行だと。これを書いた作家の小説The Stars of Sidi Moumen bt Moroccan を元に映画にしたもの。
モロッコ、カサブランカの貧民街でサッカーをして遊ぶ子供達。サッカーはゴールを石で代用しサッカーボールが一つあればゲームができる。このゲームの勝敗で喧嘩をするし、仲間意識も生まれる。ここの子供達はまれなくこの類でSidi Moumen という カサブランカの東北地区）の日々の暮らしがやっとというところに住んでいる。

若人になって、弟のターレックはオレンジを市場で売るが、縄張り争いがそこにあって、もとガキ大将で成長してドラッグを売っていた兄、ハミッドが監獄に入ったため、そこでは兄の後を継いでオレンジ売りをすることができなくなっている。どうやって、兄の代わりに食費を稼ぐのだろう。母、病気の父（アルツハイマー？）それに、精神的に弱いもう一人の兄のために。9.11の後、ハミッドは監獄からでて、麻薬の売買をやめ、イスラム原理主義に力を入れるようになり、まるで人が変わって、微笑みを見せるようになったし、静かにも話すようにもなった。

ターレックの親友ナビルが　メカニックの雇用主にレイプされようとしたのを防ぐために、ターレックは雇用主を殺してしまう。

その時、ターレックと親友ナビルを救ったのが、ハミッドとイスラム原理主義者のグループ。このふたりはこのグループのボス、アブーにリクルートされて、原理主義に仲間入りする。はっきり言って、こういう犯罪を犯して、死刑宣告をされるような若者を狙って、Martyrs (殉教のため自爆する人）にリクルートする。この二人にはもうここ以外に行き場がないから。

そして、自爆するために護身術の柔術を習う。ターレックの人を殺したという罪の意識は深く、自爆は彼の犯した深い罪の救いになるのかもしれない。
かれはMartyrs(殉教／自爆）する意思が硬く、兄のハミッドに生きることを説得されても意思をかえない。兄が外からレストランの中で弟とナビルが自爆するのを観ているのがなんとも私を嫌な気分にさせた。　
『Fly, Horse of God, and the gates of paradise will open for you. 』

• #HorseofGod＃モロッコ＃カサブランカ