良い意味で
ドキュメンタリーを観ているようだった
深刻な障害者の問題を扱っているのに
お涙頂戴や
変な偽善や献身や同情や
正義のヒーローの語る正論や
そんな邪魔なものが一切無く
監督が実際に長く関わって来た
実在の団体をモデルにした映画なので
ただただ
この問題を皆に知って貰いたいという
監督の思いが
真っ直ぐ誠実に作品に現れているからだと思う
観終わってこの映画の背景を
知り
あらためて奇跡のような作品だと
拍手したくなった
是非！
監督のことや
この映画が作られた過程など
調べてみて欲しい🙏
実際に自閉症を抱える当事者や
その家族
オーディションで参加した一般の若者
そして何より
中心となり
実在の人物を演じる事を引き受けた
ヴァンサン・カッセル と
レダ・カテブ の二人に
惜しみない拍手👏👏👏
フランスという国の福祉体制が
どのようなものなのか
この作品によって
何かが変わることが出来たのか
日本では実際どうなのか
見えないところに追いやられ
「無かったもの」のように
世の中から切り離されている人々を
必死で何とか
掬い上げようとしている人たちがいるという事
それが
何の保証も援助も受けられない
『民間』のパワーだということ
ひとつの映画としても
しっかり楽しめる作品なので
是非！
多くの人に見て欲しい☺
