スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話の作品情報・感想・評価

上映館(25館)

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話2019年製作の映画)

Hors normes/The Specials

上映日:2020年09月11日

製作国:

上映時間:114分

ジャンル:

あらすじ

「スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」に投稿された感想・評価

例え障害を持った人であっても、
人には誰もが幸せになる権利は
絶対にあると思います。

でも、人は結局自分勝手で
自分の手に負えないと放置し
逃げてしまう。

でも、その放置された人はいったい
誰がケアするでしょうか。 

献身的に彼らに尽くす主人公たちを
本当に心から尊敬してやみません。

主人公役のヴァンサンカッセル、
一般的には割と悪役が多いイメージが
ありますが、こういう優しい人柄の役も
本当に素晴らしいと思います。

重く、現実を突き付けられる内容ですが、
沢山の方々に観て欲しい作品です。
AKANE

AKANEの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦画のタイトルがダサいのは馴染みのない映画の内容をイメージしやすくしている。
と聞いたことがある。
にしても限度があるだろう。
あらすじというかネタバレでは?

チョコレートドーナツを思い出した。
その内容から日本ではテレビで大々的に取上げて宣伝することを拒否されたと。
上映館の少なさ、メディアでのとりあげられなさ。
この映画もそうなんだろうな…

映画としての感想より考えさせられることの多さ。他の国の映画の話ではなくて身近なものとして色んな人に観てもらいたいと思った。
どの立場から見ても当事者ではない私謎が軽率にこの映画に対してコメントをしてもいいのかと思うと少し怯む。どうにかしなきゃな という思いを瞬間的に抱くことはきっと誰でもできるんだろうけど、ブリュノのようにその想いを数十年たやさず持ってる人たちの信念の底には何があるんだろう少し気になった。
mito

mitoの感想・評価

3.8
2020年98本目。
フランスでの実際の出来事に着想を得た作品。
無認可ながら自閉症のケア施設を営む男ブリュノと施設を取り巻く人達を描く。

兎に角、てんてこ舞いでプライベートすら無いような生活を送るブリュノ。
あの「最強のふたり」のスタッフ再集結を文句に宣伝文句にしてはいるし、前半こそ、ライトなノリもあったりするが、描いている内容は決して面白半分で観れる代物ではない。

人の言う事を聞けないのは当然、自傷や暴力を振るい、プロの看護師ですら手に負えない人々を一体誰が世話するのか…そして、その問題を見て見ぬ振りをする政治への問題提起を行う。

無認可故に役所に目を付けられ、視察に来れば疑念は深まるばかり。最後には無慈悲な指摘をブリュノに突き付ける。
そのシーンを観て、観客の誰もが感じるのは「この施設に問題があるのなら、自分達が認可出来る施設を設立しろよ」という至極当然な感情。
そしてブリュノも劇中で同じように、声を上げる。

その流れからのラストの字幕。
結局、フランス政府がそう決定せざる得ない状況が、このテーマの抱える重さを語っている。

最強のふたりとはまた違う、実話ベース故に色々と考えさせられる内容の良作。
a

aの感想・評価

-
たまたま場所と時間が合って観た映画だったのに、とても素晴らしくて、みんなに観てほしいと思った。

自閉症児をケアしている施設〈正義の声〉を経営しているブリュノとドロップアウトした若者たちを社会復帰させる団体〈寄港〉を運営するマリク。これまで数々の施設や人々から見放された子どもたちを、この2人はそれぞれの場所で受け入れている。どんな理由、障害、生育歴があろうとも。

自分も福祉に携わっているからすごく身近に感じたストーリー。ものすごく大変で繊細な仕事、だなんてそれだけで表してはいけないけれど、これが現実。日本だって同じ。ほとんどの人が投げ出してしまう問題だけど、それに真摯に向き合っている人もいる。それがこの2人。何を大事にして、子どもたちと日々どう向き合っていくかを教えてもらった。

赤字経営だとか無認可だとか、ルールとか規則とか。そこをクリアしていなければ目にみえるところは全部批判されてしまうのかもしれないけれど、そんなことよりも、何よりも、視えないところで子どもたちの幸せを最優先するブリュノとマリクの誠意に泣けた。

子どもたちが生き生きとバレエしている姿を、親のように見つめているブリュノの表情が忘れられない。


大事にしなくちゃいけないのって何なんだろう。規則とかルールとかが全てなのか?もっと目の前の事実を大切にしなくちゃいけないんじゃないのかな。すごく考えさせられた。
あり

ありの感想・評価

4.0
こういう映画こそ地上波で流してみんなに観てほしいよね〜

変にハートフルで感動的にならず、ドキュメンタリーのように淡々。
でも暗くなりすぎないのは、やっぱり最強のふたりを作った監督の絶妙なセンスのおかげだと思う。

ブリュノとマリクのエネルギーはどこから出てくるんだろう。
自分には到底真似できない…。
たしかに映画内で指摘されているように、施設の環境や金銭面が綱渡りでヒヤヒヤする部分もある。
だけど、自閉症の子供達とドロップアウトした若者達が相互に作用して前進していく姿、そして昼夜問わず奔走するふたりを見ると、彼らを偉そうに批判なんてできない。

公的な受け皿を作れないから文句をつけながらも黙認する政府、という矛盾がなんとも言えない。
福祉の仕事に就いているわけでも、身近にケアの必要な人がいるわけでもないから、浅いことしか言えないけど、彼らの存在を救いに思う人がいる限り、続けられる環境を整えてあげてほしい。
自分も知らないわからないで済ませず、同じ社会に生きているのだからまずは関心を持たなきゃなと思った。

それにしてもこのポスター、副題の長さとダサさは失敗。
sennin

senninの感想・評価

3.8
実話ベース。実際の障碍者の方が演じています。
ダサい邦題を除いて良かった。
misuzu

misuzuの感想・評価

3.7
実話を元にした映画。
自閉症の子供達のケア施設の日常を丁寧に、ユーモアを交えながら描いているところが良かった。
ケア施設への政府の表立った支援がないどころか見て見ぬふりの感じもあり、問題の解決にはまだまだ道は遠いように感じた。

116 / 2020年
Naoki

Naokiの感想・評価

4.0
良かった

ただ暫定的措置のままで終わってて問題の根本的解決にはなっていないなのがツライと感じた

フランスではこんな状態なのを初めて知ったし、日本ではどうなんだろ
結局我々は普段こういった問題をまったく意識してないと気付かされた
自閉症の子供たちをケアする団体「正義の声」の活動を描いた実話ベースの社会ドラマ。
邦題やポスタービジュアルの方向性は完全に間違っている。
一発逆転、気分爽快、感動物語。
そんな安易な映画に寄ることなく、誠実に題材と向き合った真っ直ぐなアプローチ。
たくさんの人に観て欲しい映画。
「最強のふたり」の監督コンビだから、もちろんユーモアを交えた視点はあるのだけれど、根底に確かに在る仁の心。
現実は、ハイめでたしめでたし、では決して終わらない。こういう人たちの日々の丁寧でたゆまぬ仕事が、なんとか心と命を繋ぎ止めている。
「自助」という言葉を政治家が宣う様な私たちの国も他人事には到底思えない問題。

行き場のない若者たちが、自閉症の人びとを助ける事によって、自身の居場所を見つける。
ユダヤ教徒のブルーノとイスラム教徒のマリクが助け合う。
共通の問題に取り組む事が、ある断絶を乗り越える鍵になり得るという事を静かに強くこの映画では描かれている。
これからの世界や私たちの国にとっても大きな事を教えてくれる物語だ。
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