Filmarksの試写会にて。
タイトルにある空白は自ら埋めるものなのか、他人に埋められるものなのか、時間の経過とともに埋まっていくものなのか。
前半と後半で少しだけトーンが変わるんだけど、それは観ていく中でいろいろな情報がインプットされて空白が埋まっていったからなのか、登場人物の誰かに感情移入して埋められたのか、正解はわからない。
それでも時間は空白を埋める一役を担っていると改めて感じた。
また、配役がすばらしかった。これ以上なかったと思う。ほんとにどの俳優さんも本気で作品と向き合い戦っている様子が伝わった。
そんな中でも、片岡弘子さんの涙や古田新太さんの表情だけでなく雰囲気すらも変わっていく様子は特に印象に残った。日本アカデミー賞にノミネートされないかな。
マスコミの偏向報道について切れ込んでいたのも印象的だった。切り取り方がえぐかった…
自分はワイドショーどころかテレビを一切見ないけど、ああいう報道をされているのが現実なんだろうな…
劇場開始されたらまた観たいけど、想像以上に重い作品なので、余裕がある状態で観ることをおおすめします。
