このレビューはネタバレを含みます
誰の身にも起こりそうなリアルな話。
登場人物一人一人の心理描写が描かれていて
色んな感情が湧いてくるかんじ。
充(古田新太)の暴走が終盤まで続くので
ずっとイライラしてたのと
青柳店長(松坂桃李)もしっかりせえよ！とか思いながら観ちゃってた。
店長の闇を抱えてる感すごい。
草加部さん(寺島しのぶ)の良い人っぽいけど押しつけがましい善が絶妙...
こういうおばさんいるよね感。
藤原季節さん演じる弟子漁師がすごく良い奴だった◎
離れて暮らしてても娘のことをよく見てわかってたお母さん(田畑智子)がこの作品の良心だと思ってて、
充が聞くこと全部知ってるのとか良かった。
誰の印象にも残ってないとか悲しすぎるから
ここで個人的にちょっとだけ救われた。
事故を起こした運転手のお母さんが充に謝罪するシーンはグッときた。
弁当屋に怒鳴った後に泣きながら謝罪するシーンはツラい...
序盤の事故シーンが衝撃的でびっくりしすぎて心臓がドキドキしてた。
最後にスッキリするというよりは
終盤にようやく空の曇が減っていく爽やかさがあった。
モヤモヤが残るといえば残るけどそれもまたリアルさなのかと思ったり。
