キャスティングがすごい良い作品でした。
古田新太さんが悪役にも良い人役にもどちらにも見えるからこその、この父親役。
お節介なおばさん従業員に寺島しのぶさん。
掴み所がない店長役に松坂桃李さん、教師役に趣里さん、娘役に伊東蒼さんという絶妙に良い配役。
とてもテンポが良く見やすいなと思っていたら「さんかく」や「純喫茶磯辺」の監督だと知り納得。この２つもテンポが良く見やすかった記憶。
同じような事件があったこともあり、マスコミのリアルさと、フィクションでの救われる部分が特にないところがドキュメンタリーを見ている気分になり苦しくなりました。
みんなが誰かに許されたくて誰かを責めたくて自分だけでは抱え込めなくてただただ運が悪く辛い作品ですね。
結局生徒からの噂はなんだったのだろうか、とか気になるところはありつつもキャスティングに救われ最後まで見れたという印象。
