このレビューはネタバレを含みます
娘が急に事故死し、やり場のない怒りや悲しみが込み上げてくる父親。
青柳さんと運転手に当たるのは分かるが、まあ、戦犯は結局娘なのでこの事件において青柳さんも運転手の2人も被害者ということ。自分の娘がやるわけないって信じたいのは分かるけど本来の娘の姿を見ようとしない父親には腹が立ったし、自分のこと棚にあげて怒鳴り散らす姿は最悪すぎた。
最後は希望が見えてきてど暗い雰囲気から救ってくれるが、それでも急にあんな父親が丸くなりはじめるところはちょっと無理があった。青柳さんに対しての態度も自殺させてしまった運転手の女性に対しても丸くなる前にやるべき事が沢山あるはずなのに勝手に穏やかな親父になって全てを調和させようとしてる感じは気に食わなかった。
もやもやは残るし、消化不良な部分は多いが、見て損はなし。
あとラストシーンのほっとした感と野木さんが花音とモナリザを間違えるシーンのくすっと笑える感じは好き。
てか2回目に娘轢いたおっさんは謝りに来ないしそもそもほとんど登場しない。こんな奴リアルにいたら流石に娘が戦犯でもカチンときちゃうわ🔚
