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アイヌモシリのおちゃのレビュー・感想・評価

アイヌモシリ(2020年製作の映画)
3.2
ユーロスペースでやっていて気になっていたが、ゴールデンカムイやっと読み始めたのでアイヌ文化を学ぶ三連休ということでみた。お土産屋さんで観光客が投げかける言葉とか、写真撮ってくださいとか、、少数民族文化と観光のバランスってものすごい均衡で保っている。興行になるし、知ってもらいたいというポジティブな気持ちで継続している分にはお互いに良いのかもしれないが、間接的な差別を甘んじて受け入れ傷つくことに慣れてしまう人も中にはいただろうなと想像する。自分もやってしまったことがあるし。
神を天に送る儀式イオマンテ、最後に行われたのは30年前らしい。当たり前だったアイヌの人たちにとって、外の人たちからの言葉がなければ当たり前であり続けたわけであって、考え直すテーマにもならなかったわけだもんな。文化と信仰と倫理、そして観光。外部性によってかわりゆくもの。
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