しゅん

青くて痛くて脆いのしゅんのネタバレレビュー・内容・結末

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読。小説で読みたくなった。
大学特有の意識高いサークル。私は一生かかわり合わりあいになるつもりはない。だが、否定もしないし、そんな資格もない。自分の顔に指を刺されているような気分になった。
サスペンス的展開を思わせてからの現実への転調は、予想の裏切りだけでなく、実際の大学生活の何の変哲もない日常を強く感じさせ、起きるはずもない大事件を期待してしまっていた自分を少し恥じた。
また、この現実味は強い共感と教訓を胸に突きつけた。
自分らしさなどわからないまま、人は終わりを迎えるのではという絶望と呆れは希望にも変わり得る。
しゅん

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