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街の灯のlove1109のレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
3.9
例えば、善と悪、聖と俗、美しさと醜さ、歓びと哀しみ、笑いと涙。チャップリンの偉大さは、この二つの異なる、むしろ、対立している概念を、まったく同等にフィルムに共存させるところにある。「街の灯」が傑作としてその名を歴史に刻んでいるのは、この作品が献身的な愛を描くだけでなく、人間のエゴを鋭く抉っているからだ。チャップリンの恐ろしさを侮ってはならない。
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