あるぱか

街の灯のあるぱかのレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
5.0
初チャップリン!

いつか観たいなぁとは思っていたんだけど、元々GWは映画のためにできた連休だし、古き良き名作を楽しむ良い機会だということで。

チャップリンのコミカルな動きが面白おかしくて可愛らしくて全く飽きなかった。
だけど浮浪者が富豪と仲良くしたり、盲目の花売りとの交流のくだりなど、随所に当時の社会を風刺して皮肉ってるあたりが、ただのコメディに終わらせない理由なんだろうなぁ。
観客を笑いで包み、現代社会に対して反骨精神を見せ、切ないクライマックスで締める。80年も昔の映画なのに、サイレントなのに、きっと笑うタイミングは同じで、目頭が熱くなるシーンも同じって凄く素敵なことだと思う。人々の心に光を灯し続ける素晴らしい作品。

怒る時上着を半分脱ぐのと、ボクシングのシーンが特に笑いのツボでケラケラ笑わせてもらった。そんでもって超超有名らしいラストシーンもみれて満足!
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