YukiSano

ミッチェル家とマシンの反乱のYukiSanoのレビュー・感想・評価

4.1
遊び心と愛に満ち溢れたハチャメチャファミリー映画の決定版。

世界の危機も家族が団結すれば乗り越えられる、というこのコロナ禍に向けた熱いメッセージを感じる。

企画当初はコロナ禍なんて考えてなかったかもしれないが、完成して公開した2021年4月には絶対に意識したはず。

それほど心からの熱いメッセージが込められていると思う。

小難しい多様性やコンプライアンスなんて無視して、ひたすらサービス精神のみで突っ走る。ご都合主義にも程があって、辻褄なんてあってないようなもの。だけど心の機敏だけは逃さずすくいとるのがニクい。

スパイダーバーススタッフの凄さを実感。とにかく人を楽しませることを本気で突き詰めたら、こうなるという見本。

最後のエンドロールで冷えた心がバッチリ暖かくなる。そう、こんな暗い世の中だからこそ、バカみたいに明るい映画を観たい。人類は必ず打ち勝つ、そう言い切ってくれて有り難う。
YukiSano

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