映画としてのトータルのクオリティ○
ハンターの陥る精神状態、異食症という病の異質さ、その病（精神状態）に行き着く理由の描き方○
ハンターの醜を際立たせる為の"美"の演出が見事。色使い（装飾）、家族構成、舞台、配役、構図、などなど
整ったルック故に際立つ異質さ、異様さ
ヘイリーベネットという女優のキャスティングもドンピシャだと思う。美のルックの中に漂う掴めないオーラというかね。
成功者の家がスマートな家具の配置で空っぽに見える演出が施された今作はめちゃくちゃ大正解な演出だったと思う
幸せなんだけど空っぽというかね。そのままの物語だし。
彼女が異食症になる理由が明確に提示されない辺りもスマートな選択だったと思う。（おおよそは分かるけども）ラストの見せ方的にもこの映画が伝えたいテーマと合っていたし○
とにかく余白に置いてあるハンターというキャラクターの生い立ちや葛藤などの根本が描かずとも濃く漂ってくるのが素晴らしい。カウンセラーとのやり取りや旦那とのベッドシーンなど。
良かった！
