思惟

Swallow/スワロウの思惟のレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
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鑑賞後、しばらく嗚咽と涙が止まらなかった。私の身体とこの痛みは私だけのものだと思うために自傷行為を続ける彼女の姿と自分が重なってしまったからだ。自分の出自と過去に向き合い自己の解放を遂げる彼女のラストがどれほど希望的に映ったか。ある男性が「神のような気分になれた」と述べるが、そういえばキリストも男だ。女の体は子供を産むためだけのもの、後継を残すためだけの道具なのか?ラスト、主人公ハンターはあるものをSwallowすることでその構造から完全に逃れる。私の体は、私の選択は、私の人生は、私の心は、私だけのものだ。

ブログにも詳しい感想書きました: https://t.co/lwH07HHPl9
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