このレビューはネタバレを含みます
全編通してゆっくりグロい虐待を見た
一人の女性が自立する話。
嫌な雰囲気、気持ち悪さをうまく言語化せずに伝えてて本当にすごい表現だったと思う
髭のおっさん絶対竿役だと思ってた本当にごめん、唯一の良心だった
全体的に絵がずっと美しくて吸い込まれるよう
負目や明確な力関係がある旦那に全てを与えられる窮屈さとか
異常者と断定して自己決定権を全て奪うとか
住み込み看護師に髭を選出する家族とか
パーティ参加者に事前に異食症バラしちゃうとか
信用してた担当医に一番知られたくない自分がレイプの結果できた子であることを一番のストレス源にバラされるとか
信用されない、信用できない、役割だけを求められる、人扱いされない虐待をずっと見てる映画
キツすぎた
唯一自分が決められるのが自傷だったっていうグロさ
自分の頃を飲み込むたびに溜まる澱を何かを何かを口に入れる事で吐き出してたんのかな
ケツから出てきた異物をトロフィーみたいに飾ってたあたり、「自分で決めて行動した勲章」って感じだったんだろう
最後の公衆トイレでの中絶シーンでもやっぱり便器の中にあるものがソレだったんだろうな
公衆トイレの女性トイレって
個室で分かれてて、たくさん人はいるけど一人一人孤独、みたいななんか、女性が自立するを象徴するなんかそういうのを感じたけど深読みすぎるしキモい気がする