ツクヨミ

サイコ・ゴアマンのツクヨミのレビュー・感想・評価

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)
4.4
1番やばかったのは怪物じゃなく"人間"だった。
幼兄妹ミミとルークは庭で穴を掘っていると怪しく光る石を発見する。その石は太古に封印された怪物を操れる石だった⁉︎
カナダ発ゴア系ギャグアクション作品。最早タイトルとポスターだけでも面白い本作、内容は特撮愛溢れるモンスターデザインとゴア描写満載なのにめちゃくちゃ笑えてサイコーでした笑。まず主人公ミミの誰の指図も受けずやりたいことやりまくる少女像と人の命など関係なくサイコゴアマンを操るキャラクターが魅力的すぎる。彼女が好き勝手やりたい放題するシーンは全て面白く、BGMも相まって歌唱シーンは単純に良い…演じたニタ=ジョゼハンナちゃんは若干12歳でこの怪演‼︎素晴らしい。
そして要所要所に挟まれる親父ギャグのようなギャグセンス…後半館内は爆笑の嵐で楽しすぎた笑。こんなに笑えるグロ映画なかなかないでしょ。
またメインとも言うべき怪物達のデザインは日本特撮感が満載でしたね。テンプル騎士団やサイコゴアマンの元部下たちなど魅力的なキャラクターは多いがやはり"脳みそくん"のキモかわ感はけっこーすき。
ラストの展開はいろんな意味で裏切られて最高に笑えてスカッとする最後でした。若干の伏線回収?もあるので、どうでも良いようなシーンも一応活かされていて良かった。
全体的に笑えてゴア描写も楽しめる特撮映画でした。ミミちゃんの魅力的な怪演を見るだけでも一見の価値ありです‼︎
ツクヨミ

ツクヨミ