たろたろ

ファイブ・イージー・ピーセスのたろたろのレビュー・感想・評価

3.9
ドラマチックな展開も派手な演出もなく、淡々と主人公の内面の戸惑いと不安を描いた映画。なんだか村上春樹の短編小説みたいな雰囲気だった。

この映画は一定の人にめちゃくちゃ刺さりそう。
自分の人生に明確な目標を持ちながら、日々の生活にもきちんとした方向性がある人って少ないはず。そんな優柔不断な自分が嫌なんだけど、中々変えることができないし、どう変えたらいいのかも分からない。そうゆう人に突き刺さる映画だと感じた。僕は今就活中で考えさせられるところはあった。
特に最後は秀逸。人生逃げてきた人には結局大事な人からも逃げることしかできないのか…?


ジャックニコルソンの演技があって初めて完成した唯一無二のアメリカンニューシネマ。


wikiアメリカンニューシネマ~~> 20/49
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