ファイブ・イージー・ピーセスのみなみのレビュー・感想・評価

首の皮一枚のモラトリアム。実家でダラダラしているだけでヒリヒリとした焦燥を感じられる。男と女のミスマッチが言葉の外で描かれる。少なからず誰もが感じる「この人でいいんだっけ？」が延々と味わえる。ラストのどうしようもなさと、それでも開放感があったことは書き残しておきたい。