のんchan

ファイブ・イージー・ピーセスののんchanのレビュー・感想・評価

4.2
ずっとマイリストに突っ込んでたけど、久しぶりにニコルソンが観たい気分で取り出して...
うっわ〜やられた、とっても好みでした🥺✨

ボブ・ラフェルソン監督はニコルソンとのコンビで知られていて、お互いやり易かったのでしょうね、残念ながら監督は昨年亡くなられました🙏
監督作品鑑賞はこれが4本目。

ニコルソンは撮影時32歳。イケメンで痩せています。髪の毛が薄くなり始めていて、劇中でイジられています、可哀想😁

アメリカン・ニューシネマ初期の作品らしく、社会に適合しない無目的でどうしようもない男の話。
観た後に何も残るものはないのだけど、演技力に魅入ってしまって、ただただ一挙手一投足を感心しながら見つめました。


ボビー(ニコルソン)は上流階級の音楽一家の出身で、ピアニストとして父親から期待をかけられて育ったが、その息苦しさの反動で実家を出て3年が経っていた。
今はレイ(カレン・ブラック)と同棲しながら、友人に誘われたまま石油採掘場で肉体労働をしている。将来性ゼロ、社会の底辺で家庭を持つなんて蔑んでいる。しかし、なりたい自分もないという中途半端さに、自分が一番イライラしている。
レイが愛してくれることすら鬱陶しくなる始末。そんな状況の中でレイが妊娠する。
姉から父親が病気で倒れたと聞き、気が向かないけど、レイから逃げ出したくて実家へ帰ることにする。それでもレイを無碍にも捨てられず、一緒に車に乗せる。
実家には兄の彼女も暮らしていて、兄のいない間にムラムラと摘み食いしたりする。とにかく理性の利かない無鉄砲な男。
ラストはそうきたか?で終わるのもボビーらしい。


タイトルの『Five Easy Pieces』はピアノ初心者向け教則本のこと🔰その程度の実力もあるのか?ないのか?この作品には洒落た名前。

鍵盤に触る🎹と素敵な音色を叩くのが印象に残る♬
ニコルソンがボウリング🎳が上手くてビックリ👏

実家へ行く道中、ヒッピーの2人連れの女子を乗せてあげるが、頭デッカチの中身のない会話をされ、途中で放り出したり😁

全く融通の利かないダイナーのオバチャン店員をやり込める様が痛快😂

カレン・ブラックは『イージー・ライダー』から続けての共演でゴールデングローブ賞助演女優賞を獲ってますが、この役柄、同性の私から見ても最悪にウザイ😣あんな風にしたら男が逃げるのを理解するわ〜🙃それだけ演技派だったのね。
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