4人の監督によるなかなか社会派でチャレンジングな短編映画集。
松林うららさん、瀧内公美さんの3番と、子供たちと渡辺紘文監督の4番が個人的には大好き。
重いテーマなんだけどわりと気軽に見られるしブラックユーモアたっぷりという感じでとても笑えた。
1は古川琴音さんがとてもいい。
個人的にはいまいちばん応援したい女優さん。
2は蒲田温泉行ってみたくなった。
3の瀧内公美さん「アンダードッグ」で好きになったんだけどやっぱりよかった。実力派って感じ。
二ノ宮隆太郎さんの存在感もいい。
4の渡辺紘文監督の作品はやられたなという感じ。
オムニバス映画でオムニバス映画を平気でディスってしまうあの自由で独特な作風、笑うしかない。
映画の世界にある根深い問題をユーモアを通じてみせてくれる稀有な作品でそれぞれ個性が際立っていて楽しめた。
特に3作目は今騒ぎになっている日本映画界の問題を鋭く突いていると思う。
4作目はうってかわって子供たちが平和に映画の現場で遊んでいる感じがよかった。
プロデューサー兼女優の松林うららさんもこの作品ではじめて知ったけど頑張って欲しい。
今後の活躍を期待しています。