スウェーデンに留学してミニマムな生活に憧れを抱いたデザイナーのジーン。物で溢れかえる自宅を改装して事務所を開こうと断捨離を始めるが。
最初は気前よくなんでもゴミ袋に詰め込んでいた主人公が、手放す段になってはたと気づく心の棘。物を捨てるという事、何かを選ぶという事、それは自分の生き方を決めるという事。
「罪悪感と共に生きろ、自身の身勝手を認め前へ進め。何が大切か選択を迫られても、人は見たいものしか見ないし、選んだもの以外は忘れるんだ」
部屋散らかってきたな〜と思うと「断捨離しますか」と軽いノリで始めるけど、それを月に何度も繰り返すのは、生き方が定まってないからなのか。
ただ、トキメキだけで何かを選び決められるほど割り切れるもんじゃない。私たちの心は複雑だし嘘をつく。
