人狼ゲーム デスゲームの運営人のyumiのネタバレレビュー・内容・結末

「知人身内がデスゲームに参加したら運営人達はどうする？」というウォッチ対象だったというオチは、伏線や最後の種明かしの見せ方も含めてちょうど良い塩梅で良かったです。
全然気付かなかったのでひねった展開にしてくれて嬉しかったです。
鬼頭の末吉への過剰な反応はただ性格を表現しているのだと思っていたら、ラストの展開的に末吉もまた彼に関係する人物のようなので関連シーンを見返したくなりました。
偽名を名乗っているくらい用心深いので、たとえ身内が参加していても自分の素性がバレないように執着する理由を「好みだから」と言い訳するのは十分考えられます。

主人公と共に柚月に生き残ってほしい！という気持ちで鑑賞していたので、彼女と残った村人達が生き残ったことに安堵し喜ぶという続きがつい見たくなりました。
ただ、作品としてはそこまで描かない方が「デスゲームの運営人」という主題に沿っているし、運営人達もウォッチ対象だった！という驚きを感じたままバツンと終わることで余韻が逆に生まれて良いのかもしれません。