よしおスタンダード

7番房の奇跡のよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2019年製作の映画)
3.8
No.4216

イ・ファンギョン監督版(2013年)のリメイク。

韓国版は終始ドタバタした感じで、ダークファンタジーのような趣に感じられたが、

トルコ版は完全にドラマ重視。

房内の他の囚人一人一人のバックボーンもしっかり描かれていて、奥行きが深くなっている。

そして、なんといっても、終盤からラストへの展開が、韓国版とはまったく違っていて、なんとも言えない気持ちになる。

「奇跡」とは、誰にとっての奇跡なのか。

死刑制度のある日本の国民として、やっぱりいろいろ思うことはあるよね。