マーフィー

100日間生きたワニのマーフィーのネタバレレビュー・内容・結末

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

上田慎一郎監督作品はちょいちょい観てます。
カメ止めとスペアクはめっちゃ好きです。
そんな上田監督が、リアルタイムで追いかけてた100ワニを映画化するとは、もう観るしかないなと思い映画館へ。


間がすごく違和感。
4コマ漫画を繋いだ感がめちゃくちゃあるけど、狙ってる訳ではないだろうなあ。
謎の間と絵の動きの少なさがめっちゃチープに見えてしまう。

前半は何もかもが淡々と進んでいき、
たぶんこれは何気ない日常の先に死があるような、私たちはいつ死ぬかなんて分からないまま生きている感というか、
そんなことを表現してるんだろうとは思う。
淡々とし過ぎてて感情移入しにくいのではないだろうか?
原作をリアルタイムで見てたから私はたぶん大丈夫だった。あの空気感をアニメにした感じにも思えたので。
初めて観た人にはどう映るんだろうか。

後半のオリジナルストーリーは良かった。
事情を知らないからこそ無自覚に傷口えぐったりするよね...。
でも無自覚に傷口えぐった方にも色んなバックグラウンドがあって、そっちの気持ちも描写するというね。
あからさまにウザいのは観る人の耐性が試される。

あとは細かいところですが、
・ワニカップルが映画観た後に寄った店の机長過ぎてすごい距離になってた。
・ワニの半裸も原作再現して草。ワニ女はコートとか着るのにw
・うーん音楽!同じ曲の使い回しが多いのも気になった!「平凡な同じような毎日」という意味ではありなのかもしれないけど!


監督のインタビュー出た
https://cinemore.jp/jp/news-feature/2086/article_p7.html#ap7_1

やっぱり狙ってた笑
あの4コマ漫画感も意図的な演出だった笑
普通の会話ならこの間か。たしかにそう言われればそうかも。
こういうの読んでいい意味で別の先入観を持ってもう一回観たいと思った。
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