プギャ

100日間生きたワニのプギャのレビュー・感想・評価

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)
4.0
原作など全くの未見
予備知識としては、SNSなどで自然発生的にバズった作品と思いきや、実はとかく忌み嫌われがちな電通などがあらかじめ仕組んでいた物だったということがわかり、手のひらを返したように一気にブームが下火になって行ったというイメージ(その仔細、真偽はわかりません)程度のものです。
そんな中での本作
この上映時間で1900円(定価なら)ってのはちょっとどうかと思いましたがw、素晴らしい作品だと思いました。
最初の花見シーンではモブ的な印象しかなかったキャラクターたちが、時間が遡りそれぞれのパーソナリティーが肉付けされ、再び最初に戻った時にはそのシーンに非常に感慨を覚えたし、大切な人を失った後の喪失感がうまく表現されているとともに、その対比としてカエルのウザ明るさがより際立っていたし、でもその明るさの裏には・・ってのが非常に涙を誘う
そしてなにより、みんなで集まってわちゃわちゃとりとめの無い事をするのが、いかに幸せで尊いことなのかと感じさせる映画だと思いました。
ちなみに、最後の方でネズミが自撮りをするシーンの意味が自分の理解力ではいまいちわかりませんでした(敢えていえば立ち直ったことを示唆している?)
少なくとも、世間でぼろくそに叩かれている作品でないことは明らかです。
P.S
様々なレビューサイトの今作品の感想を観ていると、低評価の中に、明らかに観ていないだろうと思われる感想だったり、ただの難癖としか思えない感想が乱立していて、ちょっと閉口したし恐怖を覚えた。
あと、最近あったT-JOY系列の座席予約の件はただの嫌がらせであり、最早犯罪だと思う。
電通が嫌いなのは凄く良くわかるけど、節度はわきまえるべきだし、作品自体とは分けて考えるべきだと思う
プギャ

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