このレビューはネタバレを含みます
公開初日&水曜日&祝日で満員に近い状態でした
日本産の同性カップルメインの映画をみんなで観るのって嬉しい、が素直な感想です
ドラマも好きだった家族と見ました
軽いタッチのコメディで笑いどころがあって、そのあとにすっと問題提起や、切なさを入れるところが
上手いなぁという。
ドラマの延長線にし、二人の時の流れも追っていて良かったです。
素敵なカップルの話でホッコリしつつ、フィクションにも怒りがふつふつ
日本、結婚したい人たち、結婚させてやれや。
家族になりたい人たち、正式に家族にさせたれ。と。
ジルベールの怒りも分かる。「普通」への違和感。
ちなみに原作は未読です。
私の感覚ですが、ドラマではちょっと神経質なほど、同性カップル二人の身体の接触が少なかったのが気になってましたが、ドラマよりは増えてて良き。初っ端の旅行から手を繋ぐシーンも自然。でもやっぱ神経質なほど接触少ないなぁーの感想です。幅広い層に見せたいからなのだろうけど…とネガティブになってしまいます。身体接触が、カップルのあるべき愛情表現!とも言いませんが。
原作でもそうなのでしたら、私のただの感覚の話です。
ホームレスの裁判の話。ストーリー的に自然で、でもさらっと「現実に当たり前のようにいる存在が、いないとされてしまう世の中」へのメッセージもいれつつ。そこも上手い。上手いからこそ、さらっとしてしまうと伝わらないものもあるのかなぁとも。
二人が互いを思い合っていて、
ともに歳を重ねて暮らしていく
よくあるカップルの話
でもそれが同性カップルであり、
同性婚の認められていない日本であること
頭皮心配するのも、歳を重ねるあるあるネタですが、
髪が薄くなることが笑いであり、避けたいもの…と、やり過ぎてたらなりそうなとこも、勝手にヒヤヒヤしましたが(笑)
そこもバランスよくて良かったです。
あと、エンドロールの色、素晴らしかった。そこで泣けた(笑)
もっと増えてほしいな、日本のエンタメで、映画で。そこの歴史には残るものかな、と思います。