率直な感想を言ってしまえば、「くだらねぇ」になってしまう。ドラマの時は、ふ〜ん… くらいに思ってたけど、(曲がりなりにも)映画として観てしまうと、色々気になるし、全体的に幼稚だなと思う。「おっさんずラブ」ほどのファンタジー感がないから余計に。
まぁもちろんゲイに向けられて作られたものではないんだろうし、よく知らないけど、こういう感じがBLってやつなんだろうか。ゲイ当事者としては〜 とか言いたくないけど、なんかあまりにも別世界。こういう人たちもどこかにはいるのかね。あ、スピッツの主題歌は見事にハマってて良かった。
ちなみに僕の記憶が正しければ、ゲイエロ漫画の巨匠、田亀源五郎氏が初めて一般誌に描く企画が進みかけたのが頓挫して、その代わり(？)に連載スタートしたのが「きのう何食べた？」だったらしい。その後、田亀氏は別のコミック誌で「弟の夫」を連載することになり、好評を博してドラマ化もされる。
そして最近田亀氏は、「きのう何食べた？」へのアンサーと思われても仕方ないような「魚と水」という新作をスタートさせて、これが完全にゲイをキュンキュンさせる内容で痛快でした。
