このレビューはネタバレを含みます
CMで京都旅行を推していたので京都旅行メインかと思いきや京都シーンは一泊のみ。二人の日常がメインで、漫画原作のシーンをたくさん使っていて良かった。漫画との違いは悟朗がまだ生まれてないくらい。ドラマの内容の延長線という形で映画という感じはなくまったり見れる。
小日向さんのインパクトがやはり強い。
作品の構成としては、ケンジがシロさんが病気だと疑い、死ぬのではないかと怖くなり泣きつく…から始まり、シロさんも同じ道を辿るうまい繋がり。
ご近所の佳代子さん夫妻、職場の人、実家の親、ゲイ友達…など、二人だけではなく、たくさんの人たちの中で暮らしていることを感じる。考えることはたくさんあるものの日常は続いていき、大切な人が近くに元気で暮らしていることの幸せさを改めて思い知る。
ケンジのほころぶような「おいしい！」の笑顔が本当に良くて、シロさんじゃなくても幸せな気持ちになった。
欲を言えば映画なのでシロさんの弁護が報われたらスッキリしたかも。（懲役判決された方が無実になるとか）
