ヒムロ

マッド・ハウスのヒムロのレビュー・感想・評価

マッド・ハウス(2019年製作の映画)
3.5
ハリウッドのとあるアパートに引っ越したサラ。
ペット禁止のルールだが隠れて猫のシャイルズと共に新生活を始める。
イケメンで優しい隣人や、助け合い暮らす住人たち。
しかしこのアパートには恐ろしいルールがあった。


アパートを一つの共同体として、蟻のように完全に効率的なひとつの生き物のように暮らしていくという理想主義に洗脳される話。
SCPにこんなのあった気がするな。


洗脳の過程は非常にリアルで、飴と鞭と徹底的な囲い込みと精神衰弱によって依存させていく。
かなり現実の事件などを参考にリアルに描いていそうだなと言った印象で好印象。

結果作り上げた共同体はマジで蟻の巣のような全体主義的で効率重視の社会といった感じ。
まぁこれで全員の思想統一出来りゃ資本主義の国なんていらんわなということで、案の定主人公に反抗されてしまう。
やっぱ社会主義の繁栄は無理そうっすね。

主人公がどっちに揺れるのか。
それとラストの怒涛の伏線回収がかなり気持ちよかった。
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