コブラ

アメリカン・ギャングスター エクステンデッド・バージョンのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エクステンデッド版は初見。
って言ってもどこを追加したんだか、わからないくらいには久々の鑑賞。たぶん劇場振り。4K盤にて。

70年代NY。仲介を通さない現地直接買付という掟破りの流通販売網を独自に築き、低価格高純度のヘロインを爆発的に流行させて財を築いた実在のギャング、フランク•ルーカス(デンゼル•ワシントン)と、汚職に塗れた当時のNYPDにあっても賄賂は受けずルーカスを挙げる為だけに職務を全うした刑事リッチー•ロバーツ(ラッセル•クロウ)。二人の戦いと数奇な縁を描く。

物語は「友達になれちゃったヒート」みたいな感じで割と陽な結び。ルーカスは30年の禁錮を喰らうけど、自分を捕えたロバーツのその後の捜査に協力した事で15年に減刑され服役。その後劇中もだけど、実際にロバーツと友人関係となってこの映画のアドバイザーを二人で務めたりしてるとの事。呑気か。

それにしてもデンゼルはマジで銃扱いがおっかない。冒頭の裏切り者の処刑シーンや、若きイドリス•エルバの脳天ぶち抜くシーンは引くレベルで怖いよ。

ラッセル•クロウはいつもの粗野で真っ直ぐなキャラクター。うーん良い。好き。

エクステデット版で175分。3時間近い映画なんだけど全くダレない。BPM早め&繋ぎがメチャクチャ上手いMIX聴いてる感覚。リドスコワークは涎垂らして観るしか術がないっすね。

いや面白かったー。








追記
劇中のデンゼル•ワシントンがカッコ良すぎる為うっかり忘れそうになるけど、実際のフランク•ルーカスは子供でも買える値段で高純度のヘロイン撒いてた訳だし、ベトナムで死んだ米兵の棺桶にヘロイン隠して輸入してたってマジで鬼畜過ぎる所業かましてる訳で、当たり前だけど割と真正のクズだよなぁ等と思ったり。


追記2
「110番外交差点」の直接的引用がある。めちゃくちゃカッケェ。
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