このレビューはネタバレを含みます
どうしても贔屓目になってしまうけど
健さんのやるせない感情剥き出しの演技がすばらしい
震災直後のシーンの疲弊した雰囲気や、顔も腫れぼったい感じも役作りなの?箸の持ち方とか上唇の動かし方とか利根の「育ち」の表現が見もの。
出所後の利根の擦れたやつれた感じもリアル。かんちゃんとのからみはもうちょっと見たかった!
そして、生活保護制度に関わる人々の様々な問題について、あまりにも知らない事だらけだったと気付かされた。
震災に遭われた方々の想像だにできない悲しみや苦しみを再認識し、幸せな国に見えてそうとも言えないこの国の制度政策の曖昧さにモヤモヤとした危惧を感じた。
唯一ワカラナカタのは、舞台で踊るダンサーのシーン。要らないーっと思ってしまった。突然ポエティック🥺