み

護られなかった者たちへのみのネタバレレビュー・内容・結末

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

犯人の予想は大体想像通り。あの子しかいないよなあ、って。でもこの作品では犯人が誰か、より何のために、がより重要だから辛そうな苦しそうな顔しながら被害者たち(まあ加害者とも言えるが)を縛るシーンは見てるこっちが辛かった..


生活保護、千原せいじが演じたモロに不正受給疑惑パターンの人間もシングルマザーの親子のように生活保護費を上回る収入がありながら生活保護受給してるひとも多かれ少なかれいるだろうし、そういう人の生活費を税金で払うのは納得いかないし真面目に働いてるひとが損する日本ってほんとなんなのね。それで本当に必要としてる人に生活保護が回らないって何のための制度なんだろ。そういうのも含めていっぱい考えさせられる作品。

"健康で文化的な最低限度の生活"に塾は必要ないと思うけどな。


死んでいい人なんかいない、のはそうだけど劇中の殺された被害者2人は9年前の言動から自業自得だなって思う部分もあるから最後に上崎だけ助かったのは何もしない何もできない傍観者だったとしてもけいさんを追い込んだ張本人ではないし当時のことを反省、悔いてるから唯一助かったのが彼で良かったな、とは思う。


笑顔でいればみんな優しくしてくれる、これ忘れがちだけど意識して生きようと思った。


襖の「おかえりなさい」で泣いてしまうし最後に阿部寛(役名忘れてしまったごめん)が救われてよかった。
ぜんぶいろんなところで繋がってる。
み